鎌倉最古の寺、杉本寺

杉本寺は三体の十一面観音を本尊とする鎌倉最古のお寺です。
白い奉納旗と参道の様子がとても荘厳で厳格なお寺の雰囲気を醸し出しています。

鎌倉の中でも最古のお寺ということで多くの人が毎年ここを訪れます。
境内に上がって間近で仏像を拝むことができるというのもあまりないことですから、ここは仏閣好きだけでなく仏壇好きも多く拝観しています。

杉本寺の歴史

杉本寺は731年に東国の旅をしていた行基がここに観音様を祀るにあたってふさわしい場所と考えて自ら彫った十一面観音をここに安置したことからその歴史が始まったとされています。
さらに、734年には光明皇后が東国の治安安定を願って右大臣藤原房前と行基に本堂の建立を命じて建立させたと言われています。

今でも行基の建立寺に安置した十一面観音が拝観できいます。
これは間近では拝観できませんが、それ以外の十一面観音は近くでも拝観できます。
それ以外の像についても重要文化財のものがたくさんあります。

杉本寺の見どころ

杉本寺といえば、奉納旗に包まれた参道です。
趣深い苔の石段に白い旗と周囲の木々とのコントラストがさらに映えます。
奉納旗は下から見上げるのが正しい見方です。

境内には茅葺き屋根の観音堂があります。
この観音堂ではお堂に上がって三体の十一面観音、前立十一面観音といった仏像を拝観することができます。
これはなかなかない機会ですからぜひしっかりと拝観してきましょう。

杉本寺は花の名所でもある

杉本寺は十一面観音や茅葺の観音堂、白い奉納旗といったものが有名ですが、実は花の名所としても有名です。
四季折々に色々な花を楽しむことができます。
そのためどの季節に拝観しても花が咲いている様子が楽しめますし、季節ごとに訪れてその雰囲気が変わる様子を楽しむこともできます。

春は桜はもちろんですが、桜についてもいくつかの種類が咲きます。
それ以外にもつつじや藤、シャガといったものも咲くため境内は鮮やかな色に変化して春らしい明るいものとなるのです。

夏もアジサイやレンゲ、ネムノキ、百日紅といった花が咲きます。
秋は紅葉はもちろんのこと酔芙蓉や水引草、彼岸花といったものが咲き、とても彩り豊かな境内へと変化し四季を感じることができるのです。

そして杉本寺では冬にも花が咲くということが有名です。
推薦や蠟梅、椿といったものが咲いており、冬でも花の咲く境内や参道を歩くというのは他のお寺ではあまり経験ができません。